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2009年9月13日 (日)

5月20日「信円行家の兄弟大進君を召し送る」

[玉葉]5月20日 丁酉 天晴 
「信円行家の兄弟大進君を召し送る」
 奈良の僧正信円が南都奈良の寺僧(大進君、行家の兄弟という)を呼び出し送られた。もし大した違反が無ければ、恥辱を受けるのは、尤も不便の由を示された。
「北条時定の召す所なり」
 件の者は公家より呼び出しの儀に非ず。平六兼仗時貞が私の使者を以てこれを呼び出すという。
「兼実能保に武士の狼藉を責む」
 仍って私は使者を能保朝臣の許に遣わし示唆した。御寺の事は、ひとえに長者の指図によるものである。もし犯人ならば、長者に知らせ氏院より御寺に命じ、呼び出し進上すべきである。武士が直に家来を以て厳しく責め立てるのは、はなはだ乱暴というべし。この如き事は最も権威で押し留めるべきである。

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