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2009年6月 8日 (月)

治承五年(1181)五月十九日「行家、告文・幣物を大神宮に奉納す」

「吾妻鏡」治承五年(1181)五月十九日戊子。
「行家、告文・幣物を大神宮に奉納す」
 十郎藏人源行家は、三河(愛知県)におります。平家を追討するために京都へ上ろうと内緒で決めました。まず祈願するために、三河代官の大中臣蔵人以通に相談して、内密に願文を用意し、献上品を添えて伊勢神宮へ送りました。
 献上品をお納めいたします。

 美しい和紙を十冊 八丈の絹を四反 右の品物を寄付することこのとおりです

   治承五年五月十九日          三河代官大中臣以通

 行家様の命令を受けて申し上げます。伊勢神宮の事は、元々から心の底で拝んでいましたが、夢のお告げがありました。そこで考えの内容を書いた願書を献上品と共に捧げます。この趣旨をご理解いただき御祈念下さい。この通り慎み敬って申し上げます。

   五月十九日              大中臣以通が代わりに捧げます。

 伊勢神宮内宮外宮を司る政務所の長官さまへ 

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