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2009年5月27日 (水)

養和二年(1182)一月二十八日「頼朝、諸士をして伊勢大神宮に神馬・砂金等を献ぜしむ」

養和二年(1182)一月二十八日己亥。
「頼朝、諸士をして伊勢大神宮に神馬・砂金等を献ぜしむ」
 伊勢神宮に奉納する神馬や砂金の事を、常々検討されていましたが、今日清めを終えた者から献上されました。そこで、頼朝様は御所の中でこれを拝見しました。すぐに了解されこれらに決められました。まず、砂金百両を千葉介常胤と小山四郎朝政が献上しました。次に馬10頭が御所の庭に引き出されました。俊兼が濡れ縁において、毛の種類の名簿を記録しました。

 一疋(ひき)鴾毛(つきげ)〔江戸太郎(重長)進ず〕     
 一疋河原毛〔下河辺四郎(政義)進ず〕

 一疋栗毛〔武田太郎(信義)進ず〕     
 一疋栗毛の鮫(まだら)〔吾妻八郎進ず〕

 一疋靑黑〔高塲次郎進ず〕         
 一疋鴾毛鮫〔豊田太郎(幹重)進ず〕

 一疋鹿毛(かげ)〔小栗十郎(重成)進ず〕     
 一疋葦毛(あしげ)〔葛西三郎(淸重)進ず〕

 一疋白栗毛〔河越太郎(重頼)進ず、額は白〕
 一疋黑瓦毛(かわらげ)〔中村庄司(宗平)進ず〕

以上の馬を選んで決めた後で、伊勢神宮の神主の光倫の屋敷へ預けました。皆、馬の飼料を一緒に出したという。

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