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2008年10月 1日 (水)

7月16日「宣旨を待たず追討を決意す」

「吾妻鏡」7月16日 甲戌
「宣旨を待たず追討を決意す」
 右武衛(一条能保)の使者である後藤兵衛の尉基清と先日鎌倉から上洛した飛脚等が参着した。基清が申した。泰衡追討の天皇の命令について、摂政(兼実)・公卿以下が、度々審議をしました。しかし、義顕(義経)は生死がわかった。この上猶追討の儀に及べば、天下の大事となります。今年ばかりは猶予有るべきかの由、去る七日に法皇のお言葉を下されました。急いで詳細を報告するように、師中納言(経房)が連絡してきました。どのようになさいますかと。この事をお聞きになられて、特に御怒りを抱かれました。多くの軍勢が予め参上しているので、すでに若干の出費が有る。どうして後年に先送りできようか。今に於いては、必らず出陣すると、お言葉がありましたという。

「吾妻鏡」7月19日 
「頼朝奥州に進発す」

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