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2008年8月 9日 (土)

11月16日「頼朝義経の事を申す」

[玉葉]11月16日 己未 雨降る 
「頼朝義経の事を申す」
 左少弁定長が法皇の御使として来た。定長が申して言うには、頼朝卿が申す旨はこの如し(書状を下されるた)。朝庭の大事である、良き様に思案し指図すべしと言いました。
(略)頼朝の申状によると、義行(義経)の事、京都・奈良のあちらこちら、多く彼の男に味方した。尤も不便である。今に於いては、二三万騎の武士を差し進し、山々寺々を、そのうちに捜索すべきである。但し事は定めて大事に及ぶか。仍って先ず朝廷公家の指図として、逮捕すべきである。重ねての申し出により武士を差し上げるべきである。兼ねてまた仁和寺宮(後高野御室道法、守覚法親王)、始終御味方の心有るの由承る所であるという。この書状に依って左少弁定長が仁和寺宮に参りました。

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