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2008年7月 8日 (火)

6月4日「義経捜索の間の事」

[玉葉]6月2日 戊申
 午後4時頃、蔵人弁親経が使いを以て伝え申して云く、九郎義行(義経)は鞍馬に在るの由、一条能保朝臣が申す所である。彼の山の寺僧圓豪、西塔院主法印實詮の許(一昨日の事と)に告げ送る。實詮は能保に告げた。能保は法皇に申しあげた。而るに左右無く武士を派遣すれば、一寺の摩滅となる。彼の寺の別当(入道関白の息子の禅師)に命令し逮捕し進上させるべきだろう。

[玉葉]6月4日 庚戌 雨下る 
「義経捜索の間の事」
 一条能保朝臣が申して云く、鞍馬寺の別当は告げに依って、官兵入るべきの由、本寺に於いて義行(義経)は跡を留むべからず。この上の事、今に於いては宣旨を諸国に下さるべし。兼ねてまた土左君と云う僧(彼の寺の住侶)は義行の知人である。本寺に付き彼の僧を捕らえ差し出すべしと。

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