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2008年7月 6日 (日)

5月14日 「静の宿に諸人酒宴、静梶原景茂の酔狂を咎む」

「吾妻鏡」5月14日 辛卯
「静の宿に諸人酒宴、静梶原景茂の酔狂を咎む」
 工藤左衛門尉祐經と梶原三郎景茂と千葉平次常秀と八田太郎朝重と大和判官代藤原邦道が連れ立って、それぞれ酒を片手に静御前の宿舎へ行って、酒を傾け宴会を催しました。流行り歌に酔いしれ、静御前の母の磯禅師も芸を見せてくれました。梶原景茂は呑みすぎ酔っ払って、静御前に言い寄ってきた。これに対し静御前は涙ながらに抗議しました。「源九郎義經様は、鎌倉殿頼朝様のご兄弟です。私はその妾妻です。頼朝様の家来である御家人の身分の者が、まるで普通の男女ように言い寄るとはなんですか。源九郎義經様が反逆者として浪人になっていなければ、貴方とこうして酒の席に同席することもありえないないでしょう」。
「大江公朝院宣を帯し鎌倉に来る」
検非違使の大江公朝が、京都から到着しました。後白河法皇の手紙の院宣を持ってきたのです。八田右衛門尉知家の屋敷を旅館としました。

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