2月13日「時政より静の事、群盗処刑の事を報ず」
「吾妻鏡」2月13日 辛酉
「時政より静の事、群盗処刑の事を報ず」
当番の下級役人が京都から到着して、北條時政殿の手紙を提出しました。静御前の準備を整えて護送します。又、正月二十三日と二十八日に京都の洛中で盗人の群れが現れたので、直ぐにこの者達を捕えて、先日に一日に十八人を首切りにしました。捕まえてから日を置けば、手ぬるい扱い(優しい態度)となるので、検非違使庁(警察兼裁判所)へ渡すことも無く、直ぐに処刑したようです。
「吾妻鏡」2月18日 丙寅
「義経多武峰に潜伏との風聞」
源九郎義經が多武峰に隠れていると噂が入りました。そこで、彼の師匠である鞍馬の東光坊阿闍梨と奈良の周防得業は、協力している疑いがあるので、彼等を捕まえて鎌倉へ送るようにということです。
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