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2008年6月14日 (土)

1月26日「摂録の宣下を京に督促す」

「吾妻鏡」1月26日 乙巳
「摂録の宣下を京に督促す」
 摂政(君主代行)の交替人事を早く宣言実行するように、頼朝様は京都へ申し送らせました。今の摂政の近衛基通は、義経の謀反(頼朝追討の院宣交付)に賛成したと云う罪があり、交代させるよう申し入れてあるのに、後白河法皇はそのまま続けさせておくのだと云う様な、変な噂があるからのようです。

[玉葉]1月28日 丁未
「鎌倉より飛脚到来す」
 今日、花山大納言兼雅が来た。伝聞、去る日に鎌倉より飛脚が到来した。今朝御返事を仰せ遣わさるようです。申せしむ事等、吉田経房は下向すべきではない(先日御使として向かうべきの由示し送ると。その返事か)。甘苔(あまのり、伊豆の特産品)を六百帖進上する所の事。去る冬申し上げた事柄(解官・任官)は、ただ頼朝の私案の趣を申し上げたもので、所詮は法皇の定めに在るべき事。義経謀反の間、追討の宣旨の事、法皇のお考えより起こらざるの由を聞き開く由の事。

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