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2008年3月18日 (火)

4月29日「頼朝、西海の諸士に義経の命に従わぬやう命ず」

[玉葉]4月26日 
「前の内府、並びに時忠卿以下入洛すと」
 この日、前の内府宗盛、並びに時忠卿以下が入京したようだ。各々乗車、車簾を上げ白衣を着すようだ。清宗卿は前の内府に同車のようだ。盛隆・季貞以下の捕虜並びに投降の者ども、騎馬が車の後に在り。武士等が周囲を囲むようだ。両人共義経の家に安置した。風聞のようすでは、来月四日に義経が引き連れ頼朝の許に向かうようだ。

「吾妻鏡」元暦2年(1185)4月29日壬午
「頼朝、西海の諸士に義経の命に従わぬやう命ず」
 下級役人の吉枝が伝令として九州へ出かけました。これは頼朝様のお手紙を田代冠者信綱に出されたからです。廷尉義經は、関東頼朝様の代官として、御家人を付けて、関西へ派遣したのですが、すべて専断していると聞く。侍達は従わされているかのように思い、みんな恨みに思っているようです。そこで、今後は、関東の頼朝様に忠義の気持ちを感じている者達は、廷尉義經の命令に従う必要はないと内緒で命令するようです。
「備中国妹尾郷を崇徳院法華堂に寄進す」
 今日、備中国妹尾郷(岡山県岡山市妹尾)を崇徳院を祀ってある法華堂の領地に寄付しました。これは、元平家の領地を取上げたのを頼朝様が貰った所です。そこで、崇徳院の菩提を弔うための、僧侶達のお経供養費用に当てられるそうです。

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