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2008年3月29日 (土)

六月九日「義経、宗盛らを京に送還す」

「吾妻鏡」元暦二年(1185)六月九日庚申。
「義経、宗盛らを京に送還す」
 源廷尉義經は、酒匂の宿に滞在していました。今日、前内府平宗盛を連行して京都へ向かいました。二品頼朝様は、橘右馬允公長・淺羽庄司宗信・宇佐美平次實政などの勇敢な武士達に、囚人の護衛を追加しました。廷尉義經が思っていることは、関東へ戻れば、平氏討伐の内容を詳細に説明することが出来るだろうから、きっと大きな手柄を褒められて、思っていた通りになるだろうと、思っていたのに、全く違っていた。そればかりか、お会いすることさえも出来ずに虚しく京都へ戻るなんて、その恨みは昔の境遇を恨むよりも深くなったようです。
「重衡奈良へ送らる」
 又、本三位中將重衡は、去年から狩野介宗茂の屋敷におりましたが、今は源藏人大夫頼兼に預けられ、同様に出発しました。東大寺の僧兵達の身柄要求によって、南都奈良へ送られるようです。

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