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2008年2月11日 (月)

8月17日「義經左衛門少尉に任官のことを報ず」

「吾妻鏡」元暦元年(1184)8月17日癸酉
「義經左衛門少尉に任官のことを報ず」
 源九郎義經様からの使いが到着して言うには、先日の六日に左衛門(皇宮警察)少尉の任官と檢非違使(警察兼裁判官)の宣旨を受けました。私が望んだわけではありませんが、今までの合戰の沢山の手柄を放っても置けないので、当然の褒美だと云われ、辞退出来なかったので受けたとの事でした。しかし、この出来事は、頼朝様のご機嫌を損ねました。源參河守範頼や源武藏守義信達が官職を貰ったのは、頼朝様の意思で推薦したからです。
「頼朝怒り、平家追討使任命を猶予す」
 源九郎義經様の任官については、内々に疑義を申し出た者があったので、安易に推薦しなかったのでしたが、先立って希望したのではないかと疑いを持ちました。頼朝様の意思に反する行動は、今度に限ったことではないので、見せしめに平家追討の將軍は見合わせました(謹慎させ、反省の機会を与えた)との事です。

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