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2008年1月16日 (水)

11月15日「義仲頼朝代官の入京を承伏す」

[玉葉]11月15日 天気晴れ、
晩に及び宰相(藤原定能)中将が来た。法皇御所中の事を語る。武士の守護は、ひましに怠らないようだ。法皇御所中の上下の人々或るいは受けず、或いは感心し、両様のようだ。又云う、頼朝の代官九郎、入京すべきや否や、頗る豫議有り。大略は進上する所の物並びに使者等、帰国すべき様其の指図有り。
「義仲頼朝代官の入京を承伏す」
然るの間又議案が出で来た。澄憲を以て重ねて義仲の許へ仰せ遣わされるの処、其の勢幾ばくも無いのならば、入京を許されるべき由、ねがいに承伏したようだ。又云う、只今主典代景能が来たり入る(頼朝の許に派遣された所の御使いなり)。此の一両日入京したようだ。よって頼朝の報奏の趣を問う処、大略御返事を申すに及ばず、専ら悦ばざる様子有り。詳細に於いては、始めの御使い(庁官康直)に申した。今の仰せ只前と同じである。早く帰参すべしと。敢えてもてなしの気配は無く、殆ど憤りと謂ふべきかのようだ。

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