1211年 (承元5年) 11月3日「永福寺惣門焼く」
1211年 (承元5年、3月9日建暦元年 辛未)
11月3日 辛亥 晴
「永福寺惣門焼く」
午前4時頃、永福寺の外構えの正門並びに墓一基(「前の武蔵の守源の(平賀)義信」建立である)が焼亡した。他所に及ばなかった。
「天変により泰山府君祭等を行ふ」
午後8時頃、天変の事に依って、御所に於いて泰山府君・歳星等の祭を行わる。加藤判官光員がこれを指図した。清図書の允清定が執行人である。
(解説)
泰山府君(たいざんふくん)・・・中国山東省の山の神。
歳星(さいせい)・・・木星の漢名
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