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2007年3月15日 (木)

5月17日 「吾妻鏡」「昌寛眼代押妨の訴」

5月17日 「吾妻鏡」壬子
「貴賀井島を征服す」
「昌寛眼代押妨の訴」
 次いで鎮西(九州)庄は、成勝寺の執行の昌寛の代官が妨げを成すの間、昌寛の返書を請求し下しなさると雖も、猶以て静かに治まりません。乱行を企てるの趣旨を訴え申すようです。仍って彼是の指図が有りました。
 大理(頼実)はお気に入りの家来であるに依って、件の庄に限らず地頭を止むべきの旨、君主のお言葉を下されるの間、関東がどうしてこだわり申されようか。執行の代官の事は、加判されるべし。但し再三これを訴え申すべきと雖も、関東の国に於いて、自由のおしかりを成すべからざるのを由申し上げられたようです。
 今日定められて云く、御急劇の時、御教書に御判を載せるべきではありません。掃部の頭(中原親能)の判であるべきである。もし、さしつかえの時は、(平)盛時の判であるべきの由のようです。
(注釈)
執行(しゅぎょう)・・・寺務を行う僧職
御教書(みぎょうしょ)・・・将軍家の仰せを受けて出す文書
急劇(きゅうげき)・・・行動や変化がにわかで激しい。
判(はん)・・・署名に続く判、書き判、花押など。

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