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2007年3月18日 (日)

8月17日 「吾妻鏡」「群盗蜂起の事」

7月17日 「吾妻鏡」辛亥
「藤原宗長、石清水神人と闘靜す」
 右武衛(能保)の飛脚が参着した。去年夏の比、御家人藤原宗長と石清水の神職等と闘争した。神職いささか傷を被るに依って、去る十一日法皇の命令を下された所である。この事度々命令されると雖も、指図無く召し進上すの條、傍輩の思う所そのたのみ無きに似たり。仍って猶予するの処、事すでに重事に及ぶ。いかように処置すべきでしょうかと。則ち法皇の命令書を副え進上されました。
(以下略)

8月17日 「吾妻鏡」庚辰
「群盗蜂起の事」
 右兵衛の督能保の手紙が到来した。みちばたの群盗が蜂起の事、疑惑の分に至りては、所々に広く知らせました。
「朝廷叡山僧を捕らへしむ」
 なかんずく、比叡山の飯室谷の竹林房の住僧の来光房永實の同宿(千光房七郎と号する僧)、悪徒浪人等を招き卒いて、夜討ち以下の悪行をさせるの由、あまねく風聞するの間、天子に申し上げを経ました。仍って法印の圓良に命令して召されるの処、去る四日彼の僧を召し取り進上すの由、答申書を差し上げる所であるようです。
「宗長土佐に流さる」
また云く、藤原宗長、石清水八幡宮の訴えに依って、去る五日太政官の公文書を下されました。土佐に流罪のようです。

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