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2007年2月23日 (金)

8月26日 「吾妻鏡」「由良庄、宗紀太の濫妨を停め、領家藤原範季に知行せしむ」

8月26日 「吾妻鏡」庚子
「由良庄、宗紀太の濫妨を停め、領家藤原範季に知行せしむ」
 蓮花王院領の紀伊の国由良庄に於いて、七條細工宗紀太(守貞)が謀略を廻らし乱暴を致すの由、領家(藤原)範季朝臣の詔書並びに法皇の命令が到来したので、今日命令されたようです。
   命令する 蓮花王院御領紀伊の国由良庄官
    早く銅細工字七條の紀太が妨げを停止すべき事
   右件の御庄、彼の細工の謀略を停止し、法皇の命令に任せ、領家の庄務を執行せしむべきの状件の如し。以て命令する。
     文治二年八月二十六日
 廣由良庄の乱暴の事、詔書を進上した。申し上げ命令なさるべきであります。七條の紀太丸の謀略は殊に勝っております。尤も重罰に処分されるべきであります。領有者と称する者は(平)基親朝臣のようです。詳細を知らざる田舎人、猶以て此の如きの狼藉を計画したようです。以ての外の事であります。なかんずく南山にお出かけの由その聞こえがあります。彼の庄は相違なくば、桧物具等叶うべきもない。年来垰田(かせだ)郷は件の役に勤仕しています。而るに高雄寺の庄を建立せられました。片時と雖も急ぎご命令下さるべきであります。恐れながら申し上げます。
     閏七月二十四日        木工の頭範季(上)

 蓮花王院領の廣由良庄の妨げの事、領家範季朝臣が進上する所の詔書・證文の案等此の如し。詳細を尋ねらるべきの由、内々の御意向であります。仍って執啓(とりつぎ)件の如し。
     後七月二十九日        太宰権の師経房(奉る)

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