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2007年2月10日 (土)

11月28日 「吾妻鏡」「時政、諸国守護地頭・兵粮米の事を奏請す」

11月28日 「吾妻鏡」
「時政、諸国守護地頭・兵粮米の事を奏請す」
 諸国平均に守護(しゅご)地頭(じとう)を任命し、官位高く権勢のある家柄の庄園公領を問わず、兵粮米(段別五升)を課税すべきの由、今夜北條(時政)殿が籐中納言(吉田)経房卿に会見し申すと。

11月28日 [玉葉]
「兵粮(段別五舛)を宛て催すべし」
 伝聞、頼朝代官の北條時政、今夜経房に会見すべしと。定めて重要事項等を示すか。又聞く、件の北條時政以下郎従等、相分ち京都近国・四国・中国・九州諸国を与え下された。庄園公領を問わず、兵粮(段別五舛)を課税し徴収すべし。ただに兵粮の徴収のみに非ず。惣て以て田地を土地を支配すべしと。凡そ言語の及ぶ所に非ず。
(注釈)
兵粮米(ひょうろうまい)・・・戦時における将兵の食糧。
段別五升(たんべつごしょう)・・・田一反あたり5升。
守護(しゅご)・・・宮廷の警護の催促、謀反人・殺害人の検断などを担当。
地頭(じとう)・・・行家・義経を捕らえる名目で、各地の荘園・公領に置いた。

11月29日 「吾妻鏡」
「諸国守護・地頭・兵粮米の事、勅許あり」
 北條殿申される所の諸国の守護・地頭・兵粮米の事、早く申請に任せ御指図有るべきの由仰せ下さるの間、師中納言(吉田経房)が天皇の命令を北條殿に伝えらると。

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