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2007年1月 7日 (日)

2月14日 「吾妻鏡」「船無くして粮尽きる」

2月14日 「吾妻鏡」戊辰
「船無くして粮尽きる」
 参州(範頼)日来周防の国(山口県東部)に在るの時、武衛(頼朝)は命令を遣わされて云く、土肥の二郎・梶原平三に談らしめ、九州の軍勢を召集すべし。これに就いて善く帰順の形勢を見るならば、九州に入るべし。然らずんば、九州と合戦を好むべからず。直に四国に渡り平家を攻めるべしといえり。而るに今参州(範頼)九州に進軍しようと欲し、船無くして進まず。たまたま長門の国(山口県西部・北部)に渡ると雖も、食糧が尽きるの間、また周防の国に退却した。軍士等漸く変意有りて、心を同じくしてまとまること無しの由これを歎き申された。その飛脚が今日伊豆の国に参着した。仍って今度合戦を遂げず帰京されるならば、何の面目が有ろうか。食糧を送るので堪え忍びなされ、これを相待つべし。
(中略)

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