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2006年11月 3日 (金)

12月11日12日13日

12月11日 天気晴れ、
早朝法印(慈円)が示し送り云う、無為無事登山した。夜の内に護摩以下の所作等悉く勤行(ごんぎょう)した。悦びをなす少なからずと。大衆(だいしゅ)僧兵の事、義仲に立ち会ふ儀は停止し、座主を任用すべきではないの条は、旺盛に決定なるべしのようだ。
(注釈)
護摩(ごま)・・・護摩木を焚いて祈る。
勤行(ごんぎょう)・・・勤めて仏道修行すること。

12月12日 天気晴れ、晩に及び雨下る、
伝聞、比叡山延暦寺の大衆(僧兵)が蜂起し、和平相半ばのようだ。五位蔵人親雅、荷前の事を定め申すべき由、右大将を招集した。病気の由を申した。
(注釈)
荷前の勅使(のさきのちょくし)・・・年末に集まる諸国からの貢ぎ物を、皇室祖先神や陵墓に捧げる使い。

12月13日 陰晴れ不定、時々風吹き
伝聞、平氏の入洛は来たる二十日のようだ。或いはまた明春のようだ。義仲と和平の事一定したようだ。

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