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2006年10月30日 (月)

12月7日「義仲法皇を奉じて八幡辺に向かわんとす」

12月6日 天晴、

12月7日 天晴、
早朝、仏厳聖人が来た。相次いで(藤原)範季(院の臣)朝臣が来た。世上の事を語る。平氏入京すべき一定の由、能圓法眼が告げ送るようだ。義仲と和平するや否や。未だ落着せずのようだ。
「藤原宗家来る」
「朔旦叙位の事につき法皇より諮られる」
「賜下名の儀の有無によるべし」
(中略)
伝聞、平氏と和平の事、義仲は内々に意地をはると雖も、外相は受けざるの由を示すようだ。
「義仲法皇を奉じて八幡辺に向かわんとす」
晩に及び宰相中将(定能)が告げ送りて云く、来たる十日義仲は法皇をお連れなさり、八幡の附近に向かうべし。彼より平氏を討たんが為、西国に赴くべしと。又(藤原)範季(院の臣)が同状を告げ送る。凡そ左右に能わざる事か。或いは云う、明日法皇のお出かけ有るべしと。然れどもデマか。
(注釈)
法眼(ほうげん)・・・法印に次ぐ僧位。

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