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2006年9月25日 (月)

10月17日「義仲備前の国を焼き払い」

10月15日 天気晴れ、
頭中将(藤原隆房)が、大将(良通)の五節供の事、重ねて集まりに加えた。猶なすすべ無しの由を申した。

10月16日 天気晴れ、
終日、(中原)師景の文書の事を指図させた。
「鎮星大微に入る」
天文博士(安倍)広基、主税助(安倍)晴光が来た。天変の事を示した。13日雷電、14日大地震、並びに鎮星(ちんせい、土星)大微に入るの変等である。鎮星の変は殊に重いようだ。

10月17日 天気晴れ、
「虹が二筋出現す観性西山に入る」
 6時頃、虹が二筋(其の色常の如し、殊に分明)、南西より東北に至る。又東天に赤い光のようだ。観性(法橋)が西山に入山した。基輔が相具し行き向ふ。地形を見せる為である。夜に入り雨下る、
「義仲備前の国を焼き払い」
伝聞、義仲の従兵の中、少々が備前の国を超えた。しかるにかの国と備中の国の在地の武士等が軍勢を起し、皆悉く伐り取った。たちまち、備前の国を焼き払い帰り去ったようだ。又聞く、義仲の勢無しのようだ。

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