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2006年9月 6日 (水)

8月25日 「兼実の知行国安芸に替えられる」

8月24日

8月25日 
「除目」
この日、除目(人事異動)のようだ。
「兼実の知行国安芸に替えられる」
伯耆(鳥取県の西部、伯州)の守基輔が強引に安芸(広島県西部、芸州)の守に任命された。勿論々々。兼光が院宣を以て先ず触れ仰せられ、左右(決定)御定めにあるべしと申した。但し芸州に於いては、望みにあらざる由を申した。然れども猶強引に以てこれに替えられた。過怠(過失)尤も不審々々。
叉ある人が告げて云う、入道関白(基房)の息子の八歳で中納言の師家(生年十二歳)を直に左大将に加えるべしと。依って内々に嘆願の由を法皇に申し上げた。今度この事は無し。もし嘆願状を容れられたか。将に叉本よりその指図の事無きか。追って聞くと、此の事指図ありと雖も、忽然として止めたようだ。
(注釈)
基輔は兼実家の家司(けいし、家来)

8月26日
「除目聞書を見る」
聞書を見る。権大納言師家(兄基房の息子)、権中納言兼房(兼実の実弟)、此の外の事記さず。
「良経従四位上に加階せらる」
また良経(兼実の次男、従四位)は従上に叙された。太だ冷然々々。定能卿(女房の兄、藤原季行の子)が来た。世間の事を談じた。

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