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2006年9月29日 (金)

10月28日「義仲頼朝と雌雄を決すという」

10月28日 天気晴れ、
「頼朝11月頃入京か」
伝聞、頼朝が去る19日に出国し、来たる11月一日に入京すべし、是は一定の説のようだ。
「義仲頼朝と雌雄を決すという」
又義仲去る26日(あるいは28日即ち今日なり)、出国し、来月45日の間入京すべし。頼朝と雌雄を決する為のようだ。これにより院中以下天下の人は皆以てあわただしいようだ。人皆云う所であるようだ。恐るべし、恐るべし。
今日親経が来た。五節供の事を辞退した。

10月29日 天気晴れ、
「源雅頼卿来たり」
源雅頼卿が来た。世上の事を談じた。大略、物事の終末、終わりぬの世である。すでに存命の計略をすでに失くした。なりゆきに随がい勢州(せいしゅう、伊勢)の知る所に下向するようだ。
「良通任大臣を望むにつき院より仰せあり」
この次語り云う、去る日摂政(基道)が密かに云う、法皇より右大将(良通)を大臣に任ずべし間の事を仰せ合はされた。其の趣旨に云う、この事忽ち速くすべきではない。しかるに兼実が頗りに望み申すは如何。松殿(藤原基房)定めて怨まれるか。公の意に於いて如何。指図は只法皇のお考えに在るべき由を申したようだ。
「五節参入御覧の事」(略)

10月30日 天気晴れ、
「念誦を始む」(略)

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