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2006年7月 1日 (土)

9月13日「北陸道追討使の下向未定」

9月13日 雨降り
「北陸道追討使の下向未定」
伝聞、北陸道の追討使の出発は未定のようだ。理由は不明である。片時と雖も、至急出発すべき事か。

9月16日 天晴れ
大外記の頼業が来て語り云う、
「賊勢強大にして官軍力なし天皇・院以下を奉じ西行するか」
此の次ぎ密かに語り云う、四方の反乱軍の勢力は甚だ強大であり、官軍は敵対すべからず、もし然らば天皇を具し奉り・法皇や時忠以下の本家たる臣下等、西行は定まりたるか、万人は只彼の時期を以て限りと為すべきか。悲しむべし悲しむべし

9月19日 晴 
「君臣を引卒し、海西に赴くべきの」
伝聞、天皇とその臣下を引卒し、西国に赴くべきの由、すでに決定された。然れども、ことさらに他聞に及ばず。にわかにその儀は有るべきようだ。天下はついにこの時に在るか。悲しむべし、悲しむべし

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