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2006年5月23日 (火)

2月1日「源行家の勢尾張の国に超え来る」

2月1日 陰晴不定、時々雪降り
「源行家の勢尾張の国に超え来る」
伝聞、謀叛の賊の源義俊(行家、為義の子、十郎蔵人と号すと)が、数万の軍兵を率いて尾張の国に超えて来たようだ。
「官兵疲弊し寄せる事能わず」
官兵は両度の合戦に疲れ、暫く近江・美濃の辺で休息した。忽ち攻め寄せて戦うべからずと。

2月2日 天晴 
「常陸国勇士等頼朝に乖くという」
伝聞、常陸の国(茨城県)の勇士(武士)等が頼朝に背いたようだ。仍って伐とうと欲するの処、還って散々に射散らされた。この由、飛脚が到来した。今朝官兵を遣わさらば、彼より攻むべきの由申し上げるようだ。但し実説か否か知り難きか。

2月3日 天晴 
「源頼朝常陸を平定すという」
伝聞、頼朝が常陸の国に攻め寄せる間、始め一二度、追い帰さると雖も、遂に伐ち平げたようだ。これまた実否知り難し。一昨日彼の国より上洛するの者の説のようだ。縦横の説聞くに随い之を記録した。(但し事の外の浮説に於いては記録出来ない)遂に虚実を見るべきか。

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