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2006年3月10日 (金)

14.9 先入観念・思いこみ・勘違い

(注3月9日を修正)

14.9 先入観念・思いこみ・勘違い

 宮尾登美子氏は第二次大戦の被害者で、旧満州でソ連軍の侵攻により、略奪等の被害にあったようである。また司馬遼太郎氏も第二次大戦に招集され、また戦友などから軍隊の横暴を見聞し、軍隊というものは乱暴するものであるという先入観念があるようである。ということで、平家物語、玉葉の記述は間違い無いと信じているようである。木曽軍は木曽の山男の荒くれ者であると表現している。
 逆に木曽育ちの筆者は疑問を抱いた。筆者の数十年の社会生活から、長野県人は総じておとなしい。さらに木曽の人は中でもおとなしい。このような人々が軍隊に兵として入ったとき民間人に乱暴するだろうか。近所の第二次大戦のとき招集されて中国から帰還した人の話でも「長野の衆はおとなしいよ。他の県の人はすごいよ」と。何がすごいのか想像出来るので聞かないが。兵も何千何万人もいれば一人や二人悪事を働く者はいるだろう。一般人でも何十人か何百人に一人は犯罪を犯すわけだから。
 木曽町福島の水無神社の祭りの神輿は数百万円かけて作製したものを転げ廻してほぼ完全に壊してしまうのである。「みこしまくり」という。筆者は全国の祭りの神輿は同様に壊すものだと勘違いしていた。また長野県には「信濃の国」という県歌がある。小中高校の行事で国歌「君が代」に続いて歌うので、全国の県でも同様に県歌があるものと勘違いしていた。同程度に普及しているのは島根県らしい。他はあまり普及していないようだ。

 

15.参考文献
 1.九条家本玉葉 宮内庁書陵部編 明治書院
 2.訓読玉葉   高橋貞一著   高科書店
 3.吾妻鏡・玉葉データペース 福田豊彦監修 吉川弘文館
 4.玉葉索引   多賀宗隼編著  吉川弘文館
 5.新訂吉記2  高橋秀樹    和泉書院
 6.吉記2    増補史料大成刊行会 臨川書店
 7.山槐記    増補史料大成刊行会 臨川書店
 8.中世初期政治史研究 北爪真佐夫 吉川弘文館
 9.鎌倉幕府成立史の研究 川合康  校倉書房
 10.源平合戦の虚像を剥ぐ 川合康  講談社
 11.愚管抄   丸山次郎校注    岩波書店
 12.愚管抄全註解 中島悦次     有精堂
 13.愚管抄の研究 石田一良     ペリカン社
 14.愚管抄の創成と方法 尾崎勇   汲古書院
 15.明月記1  辻彦三郎校訂    続群書類従完成会
 16.平家物語上下 松本章男      集英社
 17.平家物語上下 山下宏明     明治書院
 18.平家物語6789 杉本圭三郎    講談社
 19.延慶本平家物語6 9       汲古書院
 20.平家物語の虚構と真実上 上横手雅敬 塙新書
 21.逆説の日本史 井沢元彦     小学館
 22.源平合戦・戦場の教訓 柘植久慶 PHP
 23.源義経111の謎 楠木誠一郎  成美堂出版
 24.源義経の謎 人物往来社
 25.義経の謎  加来耕三      講談社
 26.源頼朝鎌倉殿誕生 関幸彦    PHP
 27.説話の語る日本の中世 関幸彦  人物往来社
 28.木曽義仲  田屋久男      アルファゼネレーション
 29.木曽義仲  下出積與      人物往来社
 30.木曽義仲  小川由秋      PHP
 31.木曽義仲  長島喜平      国書刊行会
 32.木曽義仲  松本利昭      光文社
 33.木曽義仲  畠山次郎      銀河書房
 34.木曽義仲の生涯 塩川治子    河出書房新社
 35.木曽義仲の隠れ城 島田安太郎  龍門堂
 36.源氏対平氏  人物往来社
 37.源平争乱  関幸彦       青春出版
 38.ガイドテキスト 今井弘幸    日義村
 39.治承・寿永の内乱論序説 浅香年木 法政大学出版局

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