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2006年3月17日 (金)

2.7 市民と山(比叡山延暦寺)寺(三井寺)僧の証言

2.7 市民と山(比叡山延暦寺)寺(三井寺)僧の証言Img_4634

弁護人 「証人(市民)に質問します。平家軍が六波羅を放火して、退却する時は、
    どうしましたか。」

証人(市民)「平家軍が焼き払って、退却するという噂を聞いてかけつけましたが、か
    なりの人数が入り乱れていて、既に殆ど略奪されたり、燃え尽きて、手に入れた
    ものは殆どありません。」

弁護人 「証人(市民)は何故、駆けつけたのですか。」

証人(市民)「以前から、家を平家軍の兵舎として徴用され、さらに兵粮の追捕という
    ことで、食料や資材を没収されていましたので、少しでも取り返したかったのて
    す。」

弁護人 「証人(市民)は、義仲軍が入る前に略奪はありましたか。」

証人(市民)「全く同じ理由で、退却した平家の関係者の家を狙って略奪していました。
    ついでに警備の手薄な家もやられたようです。」

弁護人 「証人(市民)は、義仲軍が入って後、略奪はありましたか。」

証人(市民)「はい、直後はありましたが、取り締まりが始まり、段々少なくなりまし
    た。」

弁護人 「証人(市民)は、義仲軍の、乱暴狼藉略はありましたか。」

証人(市民)「はい、宿舎としての徴用と、最初は食料の追補は平家軍と全く同じでした。
    ただ、取り締まりが厳しくなり、強盗・夜盗が少なくなり、平家軍より、ましかも
    しれません。」

弁護人 「証人(山寺僧)は平家軍が六波羅を放火した時は、どうしましたか。」

証人(山寺僧)「我々が駆けつけた時は、殆ど燃え尽きて、何も捕れませんでした。」

弁護人 「証人(山寺僧)は、義仲軍が入る前に略奪はありましたか。」

証人(山寺僧)「以前から、奈良の寺が焼き討ちされたり、追補ということで、
    食料の没収がありましたので、少しでも取り返そうと、出かけました。」

弁護人 「証人(山寺僧)は、義仲軍が入って後、略奪はありましたか。」

証人(山寺僧)「我が寺は僧兵が数百人もいるので、大丈夫でしたが、神社とか
    小さな寺は略奪されたようです。」

弁護人 「証人(山寺僧)は、義仲軍の、乱暴狼藉はありましたか。」

証人(山寺僧)「我が寺にも寄付ということで、義仲軍が来ましたが断固追い払いま
    した。しかし、小さな寺とか、神社はやむを得ず、寄付に応じたようです。」

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