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2006年3月13日 (月)

2.3 九条兼実等の証言

2.3 九条兼実等の証言Img_4618

検察官 「証人、九条兼実に質問する。木曽義仲軍の乱暴狼藉は事実か。」

証人(九条兼実)「多分、事実だと思います。」

検察官 「多分ということは、実際には見ていないのですか。」

証人(九条兼実)「はい、私は病弱でしたので、いろいろな人から聞いた事を日記に
    記述していました。」

検察官 「いろいろな人の情報は信用できますか。」

証人(九条兼実)「はい、信用出来ると思いますので、乱暴狼藉は事実だと思います。」

弁護人 「それでは、あなたの日記「玉葉」の寿永2年7月21日の平家軍の人数を
    数えた時、何人でしたか」

証人(九条兼実)「私の使用人が数えました。1080騎でした。間違いありません。」

弁護人 「これを世間の風聞では7.8千騎、または万騎と称している。
    有名無実の風聞かくの如しではありませんか。」

証人(九条兼実)「全くその通りです。軍勢の数は大袈裟な風聞となっています。」

弁護人 「その他の風聞自体も大袈裟ではありませんか。」

証人(九条兼実)「そんな事はありません。」

弁護人 「それでは「頼朝上洛」の風聞は、実際の上洛までに何回書きましたか。」

証人(九条兼実)「多分10回以上です。」

弁護人 「木曽軍等の悪評の風聞も実際には十分の一ではありませんか。」

証人(九条兼実)「いいえ、間違いないと思います。」

弁護人 「木曽軍等の乱暴の程度も風聞の十分の一ではありませんか。」

証人(九条兼実)「いいえ、間違いないと思います。」

弁護人 「証人 藤原経房({吉記」作者)に質問します。寿永2年7月21日
    の軍勢の数は何人と聞いていますか。」

証人(藤原経房)「3千人と聞いて記録しました。」

弁護人 「実際に数えましたか。」

証人(藤原経房)「そんなこと出来るわけがない」

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