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2006年3月21日 (火)

2.11 九条兼実慈円の証言

2.11 九条兼実慈円の証言

弁護人 「証人(九条兼実)の日記「玉葉」によると、寿永3年12月、義経が検非
    違使として、京都にいたころ、近所で強盗放火事件が多発しましたか。」

証人(九条兼実)「はい、その通りです。」

弁護人 「証人(九条兼実)の日記「玉葉」によると、寿永3年12月近所で強盗放
    火事件が多発しました。そこで、取り締まりを要請する上申書を出しましたか。」

証人(九条兼実)「はい、その通りです。」

弁護人 「証人(九条兼実)その上申書によると治安が悪いと嘆いていますが、その
    内容としては寿永2年の8月、9月に記述したものと類似していませんか。」

証人(九条兼実)「いいえ、そのようなことはありません。」

弁護人 「証人(九条兼実)は、平家軍、義仲軍には反感を抱いていたので、表現が
    厳しく、贔屓をしている頼朝、義経の関係者への上申書なので、表現が穏やか
    になっています。」

証人(九条兼実)「いいえ、そのようなことはありません。」

弁護人 「証人 慈円に質問します。貴方の兄の九条兼実は、頼朝贔屓ですか。」

証人 慈円「多分、頼朝贔屓だと思います。後に頼朝の推薦で、関白、大政大臣にな
    りました。」

弁護人 「証人 慈円に質問します。あなたは、頼朝贔屓ですか。」

証人 慈円「いいえ、頼朝贔屓ではないと思います。しかし、後に兄兼実の推薦で、
    天台座主になりました。」

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