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2006年2月 3日 (金)

7.6 法住寺合戦の義仲への期待

7.6 法住寺合戦の義仲への期待

法住寺合戦は義仲を警戒した法皇側が御所の法住寺に兵を集め、義仲を排除しようとした。その兵力の比が逆転しそうなので、義仲が法皇の御所の法住寺を攻撃したもので、義仲の一方的な勝利となる。その詳細は後節に述べるが、ここでは兼実が義仲に期待したり、見限る部分のみ記述する。

玉葉の1184年 (壽永2年)11月19日 「義仲はこれ天の不徳の君を誡むる使い」
「天下乱逆のうち未だ今度の如きは無し」
凡そ漢家本朝天下の乱逆、其の数有りと雖も、未だ今度の如き乱有らず。義仲はこれ天の不徳の君を誡むる使いなり。
玉葉の1184年 (壽永2年)11月21日 「義仲もし善政を行はば、余其の仁に当たる」。
「義仲の政に預からざる旨を仏神に祈謝す」
余密々に祈請(きせい、願かけ)して云う、今度「義仲もし善政を行はば、余其の仁に当たる」。此の事極まり無き不詳(不吉、不運)なり。よって今度の事、其の中に入るべからず。義仲に順ふべからざる由、聊(いささ)か仏神に謝したり。言ふ莫れ言ふ莫れ。
(現代文)
およそ中国や日本国で天下の乱逆は、沢山あるが、このような乱は無かった。義仲は不徳の法皇をいましめるための神の使いである。
「義仲の政に預からざる旨を仏神に祈謝す」
私は密かに神仏に祈り誓いを立てていた。今度義仲が善政を行うなら私も一役買うと。この事極めて不吉であった。よって今度義仲の政務の仲間に入らず、義仲に従う必要が無いことを神様や仏様に感謝した。言うべからず。言うべからず。
(解説)
法住寺合戦の後、義仲は法皇の不徳を誡める使いとか、義仲が善政をしようとすれば、助力しようと思ったがすぐ撤回している。次兄の基房がしゃしゃり出てきたからである。

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